こんにちは、キミボク夫(@kimibokufire)です。
エンジニアに英語は必要なのか、必要だとしたらどのくらいのレベルが求められるのか、どうやって学習したらよいのかについてまとめてみました。
現時点で英語が必要ないエンジニアもいずれ必要になる可能性が高いので、これからエンジニアを目指す方はもちろん、第1線で活躍しているエンジニアの方にも参考になればと思います。
自己紹介
国立理系大学院卒。TOEIC850。
普段は、自動車メーカーのエンジニアとして海外メーカーのエンジニアと自動運転車の共同開発しています。
在学中に、
- 日本英語検定協会スタッフの4年間経験
- バックパッカーで30カ国訪問達成
- 国際学会でプレゼンテーション2回経験
大学2年のバンコクへの1人旅で、相部屋の外国人とまったくコミュニケーションが取れなかったことが悔しくて、帰国後にオンライン英会話”レアジョブ英会話”を利用開始してから10年間継続中~
はじめに
私は、自動車メーカーで自動運転技術に関する開発業務に携わっています。
ほとんど毎日のように、海外メーカーのエンジニアと技術的な打ち合わせをしています。
もちろん英語でです。
コミュニケーションとしての英語はもちろんのこと、情報収集でも英語は大活躍しています。
例えば、自動運転に関する技術は日々刻々と進化し続けています。
技術だけではなく、社会に自動運転車を普及させるために世界中で法整備が構築されています。
法律に違反するクルマは売れません。。
ですので、エンジニアはメインの技術だけではなく、関連する法律の動向にも注視し、厳しい法律と共存できる技術を作るスキルが求められます。
そして、それらの情報を手に入れ、解釈することには英語が必要です。また、解釈した内容を設計図に落とし込み、海外のエンジニアに共有することも英語が必要になります。
エンジニアに英語力が必要な理由
結論から言うと、エンジニアにとって英語は必要不可欠です。
理由は以下の通りです。
①最新情報をキャッチアップできる
最新の技術動向や海外の法律動向に関する情報は基本的に”英語”で発信されます。
大手企業であれば現地法人が最新情報をキャッチアップして翻訳してくれるケースもあります。
しかし、技術ドキュメントの翻訳は内容が理解できるエンジニア自身がすべきです。
技術内容を理解していない人はドキュメントの細かいニュアンスの翻訳を誤ってしまい、最悪のケース、法律違反につながる解釈をしてしまうこともあります。
また、正しく日本語に翻訳される場合でも、日本語版ができるまで待っていると貴重な時間をロスしてしまいます。
ですので、実際は現場のエンジニアが生の英語の情報を手にして、1句1句解釈していくことが多いです。
エンジニア自身が英語の情報をみずからキャッチアップするのがベストです。
②海外のエンジニアとコミュニケーションが取れる
近年のグローバル化に伴い、企業の海外進出や海外企業とタイアップするケースが増えています。
また、外国人雇用が促進されており、同僚に外国人エンジニアがいる職場も珍しくありません。
特に、ITの分野では欧米企業が技術的に一歩先に進んでおり、IT業界や製造業界の企業は共同開発をしているところが多いようです。
また、インドをはじめとした東南アジア各国に開発を依頼する「オフショア開発」が徐々に普及しています。
アジア圏は労働賃金が低いにもかかわらず、ITスキルが高い人材が豊富であり、開発費を抑えるためにプログラムのコーディング作業等を委託するケースが増えてきています。
このように、海外企業とのコンタクトレスはありえません。
④待遇UPが期待できる
英語力があると、最新の技術情報を取り入れるスピードが上がり、スキルアップが早くなります。
また、知識の豊富さ、英語でのビジネス対応力は、人材的な価値として評価が高くなります。
そのため、同じ程度の経験のあるエンジニアと比較して、任される業務の範囲や待遇、給与の面でよい影響を与えることが多いと思います。
④海外で働くチャンスが広がる
ビジネスレベルの英語力があれば、海外で勤務することもできます。
特に、今後海外企業とのタイアップが不可欠な時代に突入するなかで英語力が高いエンジニアは多く求められています。
すでに、TOEICのスコアで人事評価を行う企業も増えてきています。
英語力が高いと認められれば、優先的に海外駐在や海外出張などの話も舞い込んでくるでしょう。
企業にもよりますが、海外駐在をしたときの手取り給料が1.5~2倍に増えることも珍しくありません。
仮に、いまの会社が英語力を評価してなくても、転職時には必ずプラス評価になります。
たとえば、外資系企業では勤務地が日本国内であってもTOEICのスコアなどの英語力を採用条件として課している企業が多くあります。
こうした背景には、社内公用語や社内文書に英語が使われているというだけでなく、海外拠点での作業が発生する可能性があることが挙げられます。
エンジニアのための英語学習方法
エンジニアのための英語勉強方法①:英語アプリやテキストで基本的な英語を学びなおす
エンジニアのための英語を身につけるためには、まずは中学・高校レベルの英語力を備えましょう。
難しい技術テーマの会話でも英語は中学・高校レベルで十分に伝わります。
でも、社会人になっていまさら中学・高校レベルの英語を復習するのには気が引ける方は多いと思います。
しかし、今は手軽に隙間時間にスマホのアプリで勉強することができます。
通勤時間やトイレにこもっている時間、いつもより早く起きたときに少しだけ英語に触れてみましょう。
多くの人は、高校受験や大学受験で英語を勉強してたときが英語力のピークになってしまっていると思います。
特に、社会人になると文法や単語など忘れてしまっていることが多いです。
おすすめの学習コンテンツ
『スタディサプリENGLISH ~日常英会話特化~』
各レベルに応じた内容と、ストーリー仕立ての日常会話を通じたスピーキングの練習ができるアプリです。自分の発音を録音してチェックできるような仕組みもあります。
毎日気軽に継続しやすく、また英語上達への機能も豊富でおすすめです。
『POLYGLOTS(ポリグロッツ)』
180万人が利用しているシェアNO.1の英語学習アプリです。
今までの英語学習アプリでは物足りないと感じる中級者以上の方にオススメします。
毎日更新される英語のニュースをコンテンツとしており、リーディングとリスニングに特化した学習スタイルとなっております。
ニュースの音声はスピード調整ができるため、自分のレベルに応じてリスニングの練習ができます。
また、リスニング・リーディング中に分からない単語があったら、単語をタップするだけで和約が表示されます。
分からなかった単語は自動保存されるので忘れずに復習しましょう!
エンジニアのための英語勉強方法②:TOEICを受けてみる
英語の基礎を学んだら、TOEICを受けてみましょう。
英語力を定量的に可視化することができます。
目標スコアを設定をすることでモチベーションを上げることができます。
TOEICで高スコアをとればエンジニアとしての付加価値がアップし、転職時により良い条件で採用してもらいやすくなります。
おすすめの学習コンテンツ
『スタディサプリENGLISH ~TOEIC対策特化~』
スタディサプリのTOEIC対策版のアプリです。
このアプリの特徴は、「今週の学習時間」「今週の目標達成度」「総学習時間」「総学習回数」「連続学習日数」が数値やグラフで可視化され、これまでの学習量が一目でチェックできます。
また、TOEICテスト20回分が収録されており、大量の問題をこなすことで確実に得点アップが見込めます。
TOEIC3ヵ月以内に200点以上UP!スタディサプリENGLISH
エンジニアのための英語勉強方法③:英語のニュースサイトを読む
エンジニアとしての知識と英語力を同時に養うためには、英語のニュースサイトやテック系記事を読むことがオススメです。
毎日1記事から読み続けることで着実に英語力とエンジニアとしての知識は蓄積されていくでしょう。
スマホのアプリには記事が読みながら音声を聞くこともできるので、リーディングとリスニングのスキルを同時に鍛えることでできます。
おすすめの学習コンテンツ
『Stack Overflow』
多くの海外エンジニアが利用しているQ&A投稿系のコミュニティサイト。プログラミングのコーディングに関する内容が多いです。
日本語のサイトよりもQ&A件数が多いため、自分の困りごともすでに解決している場合が多いです。
英語力だけでなく、プログラミングの問題解決能力も磨くことができます。
『BBC News』
BBC Newsはイギリスの国営放送であるBBCが運営しているメディアであり、その質の高さには国際的な定評があります。
一般のニュースも多く掲載されていますが、「テクノロジー」関連のニュースを重点的にチェックするようにすれば、エンジニアとして知っておきたい情報を英語でそのまま勉強することが可能です。
イギリスの報道番組「BBC News」のアプリ版では、トピックを選んで「My News」に登録しておくと、自分が興味のあるジャンルに絞ってニュース映像を閲覧できます。
字幕がついていないので難易度は高いですが、生きたブリティッシュイングリッシュが効果的に身につくでしょう。
『TED』
世界的に有名なカンファレンス「TED」は、日本語字幕がついているプレゼンテーションの動画が多数あります。
テクノロジー系のカテゴリがあり、最新の技術、これまでにない斬新なアイデア・考え方を発表しているプレゼンテーションも多数。発表者のパフォーマンスも優れていて惹きつけられます。
エンジニアのための英語勉強方法④:オンライン英会話に通う
メールなどでは難なく英語が使えるけれど、社内の外国人エンジニアと英語でコミュニケーションをとるのは難しいと感じている方も少なくないでしょう。
そういう時には、英会話スクールに通ってみるのも効果的です。
社会人向けの英会話スクールであれば仕事終わりでも通えますし、実用的な英会話をネイティブから学ぶことができます。
海外でエンジニアとして働くことを考えているならば、英語でスムーズに会話ができるようになっておきたいものです。
おすすめの学習コンテンツ
『DMM英会話』
DMM英会話にはフィリピン人講師だけではなくセルビア人やモンテネグロ人、ルーマニア人といった欧州系の講師、カナダ、イギリス、アメリカなどのネイティブ講師も登録しており、幅広い国籍の英語と触れることができるので、実践的な英会話力の向上に最適です。
これまで累計会員数90万人以上がレッスンを受講しており、オンライン英会話の企業調査で、 「価格への満足度が高い」「ビジネス英会話が身に付く」「自分に合った講師を選びやすい」の3項目でNo.1に選ばれています。
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まとめ
これからの時代は、「英語」が1人前のエンジニアの要件になります。
コロナ渦で在宅の時間が長いこの時期だからこそ、新しいコトに挑戦してみませんか?
アフターコロナで一人でも多くのエンジニアがグローバルに活躍できることを楽しみにしています。(自戒をこめて)