こんにちは、キミボク夫(@kimibokufire)です!
昨今、人気が高まってきている「データサイエンティスト」!
イケイケどんどんの米国企業のGAFAMはデータサイエンティストによる公告配信の最適化技術を活用して好業績をあげています。
また、人工知能やディープラーニングと言ったヒットワードに魅かれて目指す方も多いと思います。
今回は、「なぜ大手自動車メーカー勤務という恵まれた労働環境から抜け出し、データサイエンティストを目指すのか」についてお話したいと思います。
現在のステータス
まずは、私の現職についてから。
入社5年目の30才男性エンジニア
自動車メーカーのエンジニアとして自動運転システムの開発に従事。
■待遇と労働環境
- 手取り収入 30万円程度
- 残業時間は毎月20時間以下
- 週1回の定時退社日取得必須
- 有給消化率ほぼ100%
- 家賃補助(約半額 支給)
- ボーナスは平均6か月分
業務として取り組んでいる「自動運転」は昨今、あらゆるメディアでも取り上げられており、近い将来にその分野に携わりたい学生・若手エンジニアは多くいるのではないでしょうか?
システム開発の上流から下流まで一通り経験し、クルマ一台ができあがるまでの流れを経験することができました。
また、待遇と労働環境に関しても申し分なく、資産公開記事でも記載している通り、夫婦二人分の生活費に加え、毎月15~20万円の投資信託の積立を実施しております。
そんな比較的恵まれた労働環境からなぜ抜け出そうとするのか・・・?
データサイエンティストとは?
データサイエンティストを目指す理由をお伝えする前に、私が目指している「データサイエンティスト」とはどんな職業なのかについてまとめてみました。
データサイエンティストとは
- ビッグデータと呼ばれる、蓄積された膨大な量のデータを分析し、そこからビジネスに活かす知見を引き出す職種
- 主な活躍の場面はIT・デジタル業界だが、市場分析や施策の効果測定などマーケティング分野では特に重宝される職種。
- データサイエンティストになるためには、プログラミングなどのITスキルはもちろん、統計学の知識と分析力も求められます。そのうえ、データから抽出した結論をほかのメンバーに理解してもらうための提案スキル、プレゼンスキルなど、総合的な企画力が必要。
- 21世紀で最もセクシーな職業
上述の通り、これまでの自動車開発とは関係度が低い分野での業務が主戦場になりそうです。
とはいえ、大量のデータを分析してそこから何らかの傾向を読み解く技術はこれまでも培ってきました。
将来像としては、自動車業界のドメイン力を活かしていけるデータサイエンティストになりたいと考えています。
データサイエンティストを目指す理由
私が大手自動車メーカーという恵まれた環境を抜け出してまでデータサイエンティストを目指す理由は下記のとおりです。
ポジティブな理由
- ビックデータや機械学習の分野に関心が大きい。
- 企業のビジネス戦略を左右させるほどの仕事をしたい。
- 将来性が高く、国内外で需要が高い職種。
ネガティブな理由
- 大企業でも終身雇用制度が崩壊(転勤・出向・左遷・リストラ)により将来への不安がある。
- 個で稼ぐ時代に変化。
- AIの普及により、単純な作業労働者と知能労働者の差が拡大することに対する危機感がある。
- 30歳を過ぎてもこれといったスキルが身についていない。これ以上過ごすと他の選択肢を選べなくなる。
データサイエンティストを目指す理由として、ポジティブな視点とネガティブな視点から挙げさせていただきました。
中でも個人的に一番支配的な理由は、「大企業でも終身雇用制度が崩壊」です。
現在の社会制度や労働環境・待遇は将来的に破綻する可能性が非常に高いと思っています。コロナ渦をきっかけに多くの日系大企業は首切りを実行しました。
現時点で問題がなくても、近い将来自分の家族が幸せに生活ができるのかを考えると不安を感じずにはいられません。
また、大企業で働いていると、どうしても専門的でニッチな作業を担当してしまい、エンジニアとして大幅なスキルアップが見込めません。
また、年功序列の習慣は強く残っており、チャレンジ精神よりも安牌で無難な考えが重視されやすいといった消極的な雰囲気があります。
知らず知らずに自分の思考もそっちの方向になりつつあることも危機感を感じていました。
まとめ
コロナ渦で暇を持て余しているときにAmazonのセールでベストセラーとなっていた「シン・ニホン」という本を読んだことがすべてのことの発端でした。
元「マッキンゼー」で現「Yahoo株式会社CSO。データサイエンティスト協会理事。」の安宅和人さんの著書です。
投資をしている方はご存知かもしれませんが、日本は経済成長において世界各国にどんどん追い抜かれています。そして、多くの日本人は追い抜かれている状況をさえ把握できていないのです。
日本が再び世界をリードしていくには「ドラえもん」のような妄想力の塊を生み出す必要がありそうです。
1エンジニアとして、幸せな生活を続けながら、テクノロジー競争の先頭も走ってみたいなと思いました。
人生100年時代ですし、30歳から文字通りの「転職」(別ジャンルの業種への転換)も良いかなと楽観的に考えています。